動物愛護習慣「人も動物も共に健康で長生きを」
今年度の動物愛護週間ポスターのデザイン絵画コンクール受賞者が決定しました。動物愛護と適正な飼養に関する意識を高めてもらうため、毎年、環境省と動物愛護週間中央行事実行委員会が行っているものです。
動物は、私たちの生活を様々なかたちで豊かにしてくれる、人間にとってかけがえのない存在ですよね。
そしてこれを踏まえ、人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的として「動物の愛護及び管理に関する法律」が定められています。
この法律では、動物の虐待や遺棄を防ぎ、動物の適正な取扱いや動物の健康と安全を守ることを通じて、命を大切にする心豊かで平和な社会を築くとともに、ただ動物を可愛がるだけでなく、正しく飼養し、動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害や、騒音や悪臭など生活環境の保全上の支障を防止することを目指しています。
今年のデザイン絵画のテーマ
今年のテーマは、基本に立ち返るものだと感じました。ペットと暮らす人たち、ペットを飼う人たちにとって知らないはずのない、知らなければならない、基本であるべき法律「知っていますか?動物愛護管理法」です。
そしてこの、動物愛護管理法について広く普及啓発を行うために使用される作品が下記のとおり選ばれました。
作品に込められたコメントを読ませていただきました。描かれた方それぞれに、それぞれの立場や年齢やペットとの関わり方によって、とてもしっかりとした愛情のテーマがあるんだなぁと思い、また素敵だなぁと感じました。
中でも個人的に下のポスターを啓発のひとつに広めたいなぁと思いました。
- 共に生きる
- ペットも健康で長生きしたいよね
どれも当たり前のことだけど、とても大切なことばかり。犬や猫は人と暮らして生きること、人の手によるお世話をうけて健康的に生きていける動物。でも、もうご存知のように世間には想像以上にペットの飼育に責任を持てない人がいる。そんな人たちが飼い主となってしまっています。
生命の尊厳、欠けているようにも思うことばかり。いついかなる状況でも死を選ばず生を選ばなければならないという生命は尊いものである立場。
飼い主となった人間の意識の低さ、飼い主となった人間の身勝手な理由や無責任さが招く、理不尽な一生、理不尽な死「殺処分」を与えないよう、処分を不要とする世の中にすること。所有者として飼い主として家族として、その動物の命を護ること大切に育むことを考えなければならないのです。それがペットを飼うこと。ペットを迎える際に生じる義務と責任なのですから。
何があっても、他人に迷惑をかけたり、どんな理由があれど、他人に尻拭いなどさせないよう、預かった命の一生にたいして愛情を注ぐ覚悟を持たなければならない。
ですよね。
間違っても批判として受け取られる方々がいないといいんだけど、言いたくないことも言いにくいことも避けずに言わなきゃ啓発にならない。
だから言いたくないけど言うね、、
毎日SNSに流れる迷子の投稿を眺めているとある疑問を感じています。
大切なんです
家族なんです
ならば何故、所有者の明示も示してあげられてないのですか。
遺棄ではないので、迷子にしてしまったこと事態は不注意からであれ、故意ではないのは分かっています。
けれど、大切なら、すべきことをしてあげれてないじゃないですか。家族なら、彼らの声の代わりに彼らが困らぬように示してあげるべきじゃないですか。いただいた鑑札も注射札も装着しなければならないのに、引き出しに閉まっていては意味がないじゃないですか。ならば、日頃から全力で逃がさないように守って。犬を猫を飼って。と思ってしまうの。
不注意からとはいえ、きちんと明示を守られてる飼い主の方々なら分かりますよね。無関心で通り過ぎたりすることなく、彷徨う愛犬を気遣って、探している飼い主の存在を気遣って、保護してくださること、警察へ無事に届けてくださることが、どれだけどれだけ有り難いか。
せっかく、幸運にも親切な人に見つけてもらえて声をかけてもらえて助けてもらえても、帰る場所が分からないなんて。首輪を付けただけの犬たちが帰れないなんて悲しすぎます。
過酷で危険な環境での動物のひとり歩きを見逃すことなく、親切心から保護し警察へ届け出てくれた方が、殺処分を心配したり焦ったり悲しんだり、時に心無い人たちに
期限がきたら保健所で処分されますよ。警察に届けないでください、保健所に連れて行かれて飼い主が見つからないと殺処分されますよ。
と言われたりしてるんです。親切な方々が不要な責任を感じたりするのも違うじゃないですか。所有者不明としてる飼い主の責任であって、お門違いです。
そんなこと言う人たち、いけないよ。そんなことを言う人たちが動物愛護を、動物を思いやる人たちだなんて思えない。飼い主さんの気持ちに寄り添ってほしいです。
迷子の犬を見かけたら保健所へ連絡したり、保護し届ける行為については行政からも言われてます。殺処分反対だからといって、誰に責任を押し付けてるのかを良く考えて発言してほしいものです。
話が少し横に広がってしまいましたが、ごめんなさい。先日もTwitterでこうした方がおられて、とても嫌な悲しさを感じました。
こんなことは良くないと投稿をさせていただいて、そうした事を言われた方と話をして話を聞いて、最後に理解をしてもらえたんですが、保護された方が悲しまれ後悔までされてしまっていたので、私が飼い主であるなら不注意でご迷惑をおかけしてしまい申し訳なかった謝罪以上に、どこを探してもいなかった愛犬と奇跡的にも無事に再会を迎えることができたことに大きな感謝を伝えますと話をしました。また見かけたら迷わずに保護して警察へ届け出てくださいと、飼い主のひとりとしてのお願いもさせていただきましたが、そんなこともあって、良い機会なので皆様にもお伝えさせていただきました。
誰でも、失敗もミスも意識や注意の甘さから後悔を招くこともあります。大切な飼い犬を逃がさないために、どうしたら脱走させないであげられるのか。
SNSには、たくさんの事例で溢れています。悲痛な声で溢れています。逃してしまった人たちの経験から学べる。家族であるペットを逃がさないように心掛けて生活をしましょうよ。
犬を逃がしてしまう原因
- 首輪・鎖の取り付けや器具は消耗品です、日頃から犬のお手入れと同時に器具の劣化などの点検を定期的に行っていますか。
- 首輪が抜けてしまうケースも多くありますので、首輪のしめ方、万が一のためのダブルリードやハーネスにされるなどの工夫が大切です。
- 室内犬の場合は戸締りの不備など、私たち飼い主の不注意によるものがほとんどです。
- 犬は大きな音に怯えたり不安になります。お祭りの花火や雷の時期は家族のいる室内へ移動したり注意と思いやりが必要です。
- 万が一逃げてしまった時のために、マイクロチップや首輪に鑑札や注射済票プレートをつけてください。警察や保健所などに保護された時に飼い主さんへの連絡が可能です。これは所有者不明犬となる犬たちの殺処分を防ぐことにもなります。
- 鑑札と注射済票プレートの首輪への装着は、法律で義務付けられています。
逃したことなんてない
Twitterで投げかけた投稿にそう答えてくれた人がいました。終生飼育と管理の努力を常日頃から自信を持って意識されてる飼い主さんばかりなら、犬や猫たちは安心できるでしょうね。
- ひとり歩きの犬や野良猫もいない。
- 餓えと渇きに倒れることもない。
- 事故や命を落とすこともない。
- 何年も行方知れずの犬や猫たちもいない。
- 明示が守られていれば所有者不明の動物などいないでしょう。
- 保護収容も限界を超えないでしょう。
- ボランティアも保護団体もいらない。寄付や支援もいらない。
- 里親募集も里親詐欺もない。譲渡会も譲渡トラブルもない。
- 殺処分も不要なはずなんです。
私たちは、当たり前にできてる人もいれば、できてない人もいることが「問題」を生んでしまっていることに気づいて、飼い主である私たちは、同じ意識を共有し、啓発、周知、努力しあわなければならないのだと思っています。
そして、命ある動物を身勝手に遺棄するような人間を許さない世の中に、強い意識を持って、不幸に晒されそうな動物を守りあえる近隣、地域、世の中にしなきゃですよね。
動物好き、犬が好き、猫が好き、ペットを必要とした人たちが犠牲にしたり、まわりへ迷惑をかけるなんてとんでもないこと、あまりに切なすぎる。
こればっかしは、どれだけ考えても本当に理解できなくて凄く苦しいです。
家族や友達や知り合いに相談したり、センターに持ち込みではなく新しい飼い主を求める相談をしたり、地域のボランティアの方々や保護団体に相談したりして、引き取ってもらうのではなく、自らの責任で良い方に幸せにしていただけるように行き場を探すことを心をこめて考えて努めてほしいです。
ペットには事情なんて分からないし、どんな飼い主さんであっても、とても大切な唯一の存在なんだから。その思いの重さを責任にかえてほしいです。
すぐには、すべてがうまく変わるとは思ってないけれど、少なくとも私たち飼い主の愛情で意識を変えれば、すべきことをして最低限のことを守りさえすれば、所有者不明の行き場をなくした不幸なペットたちの収容状況は変えていけることなのだと思います。
頑張りましょう。
今年は昨年よりも実りのある動物愛護週間を迎えられますように。
動物と暮らし、飼い主である私たちにとっては、週間ではなく「動物愛護習慣」となりますように。
最後に、西日本豪雨のときの同伴避難を広め求めるために書いたブログにもつながることなので貼らせて下さい。
不安な思いは人も動物も同じ。
どんな時も互いが離れずにいること、それだけで落ち着ける、落ち着いて行動もできます。 ペットと共に避難し寄り添って支えあう…ペットと暮らす私たちへの理解が広がることを願っています。
自助から共助へ。 しかし、その壁は周りに求める以前に飼い主の普段からの意識からだとも思うんです。
ペットが問題なのではなく、いつだって動物に関わる人、私たち飼い主に問題があることを理解しなきゃ、ペットの受け入れによるトラブルは、いくら法律で推奨されようが改訂されようが、現実としては変わらないと思います。正しく求めていくのであれば、不満を口にする前に、それを正当に求められる飼い主でなければ。
Lovely days CHIKA'S MIND TRIP
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