地獄「子犬工場」400匹を過密飼育 業者を刑事告発‼️


人気のペット犬であるチワワや柴犬、ダックスフントが、繁殖のためにすし詰め状態で飼育されていた。

一斉に吠えだすと、けたたましい鳴き声が耳をつんざく。

飼育員は無数の犬から1匹ずつ無造作につかむと、狭いケージに押し込み餌をやった。「まるで地獄」。

福井県坂井市郊外
2017年12月
商品を大量生産するように子犬を産ませる「パピーミル(子犬工場)」に視察に入った県内の動物愛護グループは、あまりに悲惨な光景に目を覆った。

上の写真は福井新聞の記事からの一枚です。(県内動物愛護グループ提供)

数年前から「おびただしい数の犬の鳴き声がする」との情報が愛護グループに寄せられていた。

経営者と従業員の間でトラブルが発生したと聞きつけ、愛護グループは2017年12月に2回、地元の県健康福祉センター職員とともに視察に入った。


愛護グループによると県内の動物販売業者は、廃業した平屋建て宿泊施設を改装して“工場”として使用。

▽メス部屋
▽オス部屋
▽妊娠した犬の部屋
▽子犬部屋
などに分かれていた。
一番多くの犬が飼育されているとみられるメス部屋に入ると、犬たちは一斉に目を見開いてほえ始めた。
「強烈な悪臭が鼻を突いた」と話す。

メス部屋には、コンクリートブロックを4段80センチほどの高さに積み上げた仕切りで囲われた約8平方メートルの「マス」が複数あった。

1マスに最多で60匹ほどがひしめき合い、跳びはねながらほえ続けた。

視察した愛護グループのメンバーは、その異様な光景を「まるで地獄。
直視できる状況じゃなかった」と語る。

床は網になっており、飼育員の女性に理由を聞くと「ホースで水をかけてふん尿を流し、一緒に犬の体にも水をかけて洗う」と説明したという。

マスとマスの間や壁際には、スペースを惜しむように金属製のケージが3段重ねになっていた。

1匹か2匹が入れられ、所狭しと跳びはねたり、くるくると回ったりしていた。

皮膚病を患いマスから隔離されるように狭いケージに入れられたままの犬、白内障とみられる犬、前足を切断しながらも妊娠させられたチワワがいた。

全部で400匹以上いるにもかかわらず飼育員は2人。「朝7時から深夜1時くらいまで、休みなしで世話している」と実情を説明した。

餌と飲み水は1日1回。
混乱を避けるためマスの周囲に積み上げたケージ内に1匹ずつ入れて与えているという。

「あんなにたくさんの犬がいて、餌や水が行き届いているとは思えない」と愛護グループ。

「飼育員は勤務状況から考えても切羽詰まっているのではないか。近い将来、運営できなくなる『ブリーダー崩壊』を引き起こす可能性が高い。そうなれば400匹の命はどうなるのか」と危惧している。

■福井新聞① 
https://goo.gl/WP761N
■ 福井新聞②
https://goo.gl/K1TzGU



こんなに繁殖してどうするつもりなのか…… まさに動物虐待の現場です。

ご自身が出産を経験された方なら、飼い犬に子供を産ませたことのある方ならご存知だと思いますが、母体の健康状態、栄養管理はとても大切です。し、とても大変なことでもあります。

妊娠期間中の母犬の栄養状態は生まれてくる子犬たちの健康に多大なる影響を及ぼすため、母犬には十分な栄養を与え、ブラッシングは小まめに行い、皮膚の状態や血行を良くし、ストレスのかからない生活環境を整えてあげることが必要となります。

肥満を防ぎながら、分娩には必要な体力を維持するための適度な運動も必要なので、このような繁殖場の不衛生でストレスを与え、母犬に必要な栄養管理がされてない、散歩もしない、病気や怪我の動物に適切な処置を行わないなんて、心身の健康を奪う虐待行為そのものですよね。

本日3月1日
動物愛護管理法違反(虐待)などの疑いで、運営する動物販売業者を福井県警に刑事告発する方針とのこと…

こうして知られることになって良かったとともに、この先、この犬や猫たちの行方もまた大変なことですよね。
残酷すぎる……
無責任すぎる……

こうしたペットの一生を繁殖に利用し、命を犠牲にするような大量生産されるようなパピーミルといわれる繁殖業は全国的に「廃止」としてほしい。

自治体による定期的な厳しい視察による審査、個体数の届け出と管理、適切な環境で健康に育成された犬や猫たちのみ、限られたブリーダーのみの繁殖を許可してほしい。

そうすることで、不必要な命の陳列、大型ペットショップなどでの大量な生体販売も規制されるだろうし、なにより不幸を生むこと、売れない命を溢れさせることを防いでいけるはず。

さらにペットショップでは、犬や猫を学び、飼うことを学び、よく考えた末に購入される場合は、厳しい審査を受けた適切なブリーダーを通して適切な時期を待ち「予約販売」されることが望ましいと思うんです。


記事のなかにあった言葉ですが、
犬猫を大量繁殖させ販売することは、責任感の十分でない飼い主を生みだしかねず、同協会などは飼育放棄や殺処分を防ぐため、適切に取り締まれる法改正を国に訴えている。
まさにココが必要であり、重要となっているのだと思います。
 
セール価格で売られる動物
ガラスケースで陳列される動物
これだって立派な虐待のはじまりではないのでしょうか。。


少し前になりますが、ピースワンコの施設から人為的なミスにより12頭の犬たちが脱走したニュースを見ました。未だ6頭は保護されてないようで、その行方と健康状態が心配なのですが
⇒ https://goo.gl/bReuas


今回の福井県の繁殖施設とピースワンコの共通してることもありますよね。

動物愛護管理法違反に当たるだろうということです。

繁殖施設の飼育員の人数は2人。
恐ろしいのは、2人で約400匹の適切な飼育は不可能であるのに、恐ろしいのは、当然わかるであろうはずの大切な判断ができてないことです。

またピースワンコもニュースで記事によると、1500頭を20人のスタッフで保護犬たちのお世話をしてると書かれています。

1000頭を超える犬たちの保護

想像してみてください。
一人で75頭ほどの管理とお世話をするなんて……犬たちの数に見合わないスタッフの数に驚愕ですよね。

一頭の犬に対しても、さまざまなお世話が必要であるのに、これだけの数の犬たちのお世話ができる人数もなく出来るはずもありません。
無計画すぎます。

繁殖施設もピースワンコも「無理」があるのは、よい飼い主であれることを目標に犬や猫たちを飼われている皆さんならば誰もが思うところでしょう。

ピースワンコ

本来の目的は何でしょうか。
ピースワンコの保護活動は何のためなんだろう。

犬たちの保護であるというならば、これでは犬たちが必要とするコミニュケーション、犬たち一頭一頭と向き合うことなど不可能でしょう。業務的な食事、清掃で手一杯でないでしょうか。

お散歩は?
健康状態の確認や把握のためのグルーミングもできないのでは?


他の多頭崩壊と何が違うのかな?
個人の多頭飼育同様に、それ以上に頭数制限などが必要なんじゃないかな?

行政としての責任放棄

運営、人員、多頭、すべてに厳しい状況であるのにも関わらず、行政がピースワンコへの譲渡をしているのです。

私は基盤となる行政の取り組みや努力を応援してるし、SNSなどに見かけるような行政の批判はしたくないのですが、広島県については少し違います。

  • 不妊去勢もしない団体への譲渡
  • 無理がある飼育数と環境など
  • 保護というよりも収容に近い"すし詰め"の犬舎
このような悪循環にしか見えないピースワンコへ譲渡をし続けているなんて無責任すぎるし、ネグレクトを容認してるようにも感じてしまいます。

今回の問題の重大さを改めて受け止めて今後の対策を広島県、行政は話し合ってほしいですし、ピースワンコへのふるさと納税の在り方もまた厳しく追求していきたいところだとも思っています。

繁殖施設、ピースワンコ、どちらも多頭飼育崩壊に発展するだろう案件ではないかと懸念しています。
いつも犠牲になるのは犬や猫たち。
このままでは元も子もないでしょう。
Lovely days   CHIKA'S MIND TRIP








チカぷの一日一楽

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