間違った認識では悲劇は繰り返しますよ、、


群馬県の長野原町で脱走したクロを探していたのですが、動物愛護センターから殺処分の連絡の確認がとれました。クロは天国に行きました。
ツイッターで協力して下さった皆様、本当に有難うございました。


経緯…

こちらの飼い主さん、保健所にいること把握してたみたいなんですが届け出や問い合わせなどの連絡もせず、引き取りに行かずにら半月もたってしまい飼い主不明犬ということで保護期日を過ぎて処分されてしまったそうです。

投稿されてる方は10月中に居なくなったのを先日に聞いたそうで探していたようです。もちろん無事に保護されて保健所に収容保護されて飼い主さんを待っていたことは知らなかったような話もコメント欄には書かれていました。



なぜ、死を招いた…?

こんなにも長い時間、お互いに寄り添い生活し、年を重ねて老いを経験しながら生きてきてくれた家族である愛犬。飼い主である人は何故このような最期を与えてしまったのか… 。

訃報は誰にとっても望まないものです。そしてこの投稿もまた殺処分されたという言葉をみた人からすれば、悲しい、辛い、酷いと思うでしょうが、『どうして処分されたのか。』ここが大事なことです。

いくつかのコメントを読んでいると先の懸念が絶えません。このような考え方や見方を誤ってはいけない。この現実を受け止めて、冷静によくよく個々に考えるべきだと思います。

そうでなければ、残念ながらこのような最期を与えてしまう飼い主さんは減らないでしょう。誰でもない飼い主の怠慢さや守るべき適正飼育の不備から不幸にも愛犬の命を飼い主の『責任』から奪ってしまうことになるのです。

起きてはならないこと、だからあえて苦言をブログに記すことにします。決して死を無駄にしないために… 愛犬も飼い主もこんな辛い悲しみなどしなくて良いはずなのですから。



殺処分の「責任」にするの…?

  • 可哀想で言葉が見つかりません。
  • 命に期限を付けないで欲しい。
  • 殺処分なんてしちゃいけないんです。
  • 命は一つ。無くなってから取り戻すことは出来ない。命を物と位置付ける国の考えはご都合主義でしかありません。
  • 言葉が見つかりません。殺処分を日本から無くさないとと、改めて強く思います。お家に帰りたかったよね。
  • 悔しい限りです。
  • 相変わらず動物愛護センターって大嘘をついてる。こんなものは無邪気な動物の大量虐殺を平気で行う「絶滅収容所」でしかない。それにしても他人の大切な家族を勝手に殺すとか、現行法の器物破損(呼び方が全く適切でないが)の罪にならんのか?
  • 殺処分のシステムさえなければ、もう少しで巡り会えたかもしれないのに悔しいです。
  • 殺処分。無くしていけるよう、みんなで声をあげていきましょう。
  • 殺処分制度などなくなればいいのに。
  • 動物愛護センターは初めから期限がすぎれば殺処分するという日本の制度がおかしい。
  • 飼い主を必死で探してあげるのが動物愛護というもの。言葉を話せない動物にしてみたらどれだけ人間のことを恨むであろうか。何もしてないのに殺処分なんてあまりにも惨すぎる。



正直、うんざりしてます…

コメント欄に残されていた声の一部を抜粋させていただきました。このような考えかたの人たちにはペットを飼って欲しくない。とまで感じました。

なにかといえば、殺処分、動物愛護センター、警察、保健所、なんでもかんでも他のせいにする。

誰の家族でありペットですか?
責任をもつべき所有者は誰?

そもそも犬を飼うなら猫を飼うなら、ペットを飼うならと法律により飼い主となる人たちに義務と責任について動物愛護法があります。狂犬病予防法を守っていれば所有者の明示の義務が守られていたはずです。

殺処分をなくせば不幸な動物が減るとでも思ってるなら思い違いもいいところですよ。こんな考えかたの人たちが飼い主であれば、いつまでたっても殺処分を招く事態はなくならないでしょう。

大切な家族であるなら帰りをただ待つような事はしない。探して探して、どんな方法でも探すことに尽くします。

何より飼い主として愛犬と自分のために法律を守ります。首輪に鑑札、狂犬病注射済札、マイクロチップの装着と登録をして万が一の時に備えています。運良く無事に保護された時の再会のために。



大切にしたいこと…

  • 迷子にさせないこと。マイクロチップで登録すること。首輪などに連絡先を書いておくこと。こういった対策で防げた命かもしれないと思うと悔しいですね。こんな形で家族を亡くした気持ちは計り知れないと思いますが同じ過ちを他の方にもさせないためにクロちゃんのこと伝えてあげてください。
  • とても残念でなりません。しかし飼い主さん、首輪に迷子札付けてれば、きっと助かった命だと思います。
  • 日本も数年後に再会というような話はあるけどそれは見守る人がいた運のいい子達と思います。そのうち自分で帰ってくると思っている人もいますが迷子の犬は自分で帰れない、もう2度と会えないかもしれない。悲しいけど現実と思います。
  • 犬、ネコ飼ってる人達全ての人が首輪もしくは、チップを埋めてればこんな悲しい結果にはならなかったと感じました。どうかこれ以上悲しい思いをしない為にも、迷子札数百円で買えます、付けて。
  • とても哀しいですがマイクロチップを是非ともつけてあげて下さい。マイクロチップは動物病院で簡単に出来ます。まず愛護センターへ連れてこられたら、マイクロチップを付けているペットだと飼い主さんと連絡が取れます。首輪やなんかでは難しいと諦めていた方、是非ともマイクロチップを入れて下さい。


上に貼らせていただいた方のコメントに対して暴言だとか酷いとか書かれている人たちがいました。これは批判でもなんでもない。そのような悪意のような誤解に受け取るのも違うと思うんですよ。

たしかに胸に刺さる厳しい言葉ですが、それはこの方の悔しさや悲しみの怒りが込められているからでしょう。

私は朗報だけでなく、必ず訃報もブログにします。同調や慰めあうばかりが良くあるわけでなく、死を無駄にしない苦言も避けてはならない大切な愛ある言葉だと思っています。死をも私たち次第で生かすことができると信じています。

以前ブログにも書いたことがあると思いますが、愛犬を失った飼い主さんが自らのミスや反省点をメッセージで伝えてくださいました。それをブログで皆様に伝えてほしいと言われました。それは同じように犬を飼う愛犬を家族にもつ皆様に向けて、犬たちにこんな思いを与えてほしくない、間違いをおかしてほしくないからという自戒からの強く優しい愛、そのものでした。それまでも自身の考えのなかで啓発はしてきていましたが、その方の思いを繋ぐことが大きなキッカケにもなりました。

このような怒りにも似た悲しみの深い苦言も大切なこと、これらが啓発に繋がる、繋げないといけないと思っています。このような悲劇を2度と誰も招く事はないように。同じあやまちをおかさないように…。

たったひとつ。
すぐに探していれば、すぐに迷子の届け出さえ出せていれば、所有者の明示の義務さえ守っていれば、結局はペットは飼い主の責任と義務の意識によるものです。

けれどケースバイケース。後悔や反省や悲しむ飼い主さんの気持ちを察して言葉をかけることを躊躇い控えることも1つ。コメントなどしなくとも、言葉はなくとも、思いを寄せ合ってクロちゃんの死にご冥福を祈りあうことだけが大切なのかもしれないとも感じ思いもしました。



公示期限と公示情報…

収容されている犬達は可哀想ですか?私は交通事故や水難事故などにも遭わず、長い時間に渡り過酷な環境で飢えや渇きに耐え、不安や寂しさを堪えて生き延びながら彷徨い続ける犬たちに比べて、運良く保護されたラッキーな犬たちだと思います。

可哀想だと思うのは、首輪さえしてない犬たち、首輪しかしてない犬たち、飼い主さんが義務を守らず所有者の明示がされていない犬たちの事です。

生涯1度の犬の登録、年1回の狂犬病予防注射を受け、鑑札、注射済票は首輪等に装着して所有者の明示の義務を守ることで、言葉の話せない犬の代わりに飼い主と帰る場所を示して下さい。(狂犬病予防法)


群馬県の公式ページは見れば分かるように親切で丁寧です。群馬県でペットを飼われてる人たちは知っていますか?見ていますか? 動物愛護法だけでなく、群馬県や各市の条例も当然ご存知ですよね。


このクロちゃんの保護収容情報も公示されていました。飼い主さんが住まいの地域の自治体の情報をネットで確認を、電話などで問い合わせや確認をしていたなら…。

これでもまだ殺処分を犯罪のように、愛護センターを犯人のように言われますか?だとしたら、本当に酷いのは他人へ責任に転換するような人たちなのではないでしょうか…。

すぐに広範囲での届け出を済ませて、まわりへ目撃情報などの協力も得ながら自分で捜索をして、それでも見つからず、毎日連絡して問い合わせし保護されてないか確認し、足を運んで愛犬がいないか目で確認して、身分証となる鑑札、注射済票、マイクロチップが装着されていても、それでも間違って処分されたのなら話が違うけれど。


家族となった犬や猫を私たちの側で健康に気遣い、その生涯を少しでも長く共に喜び生きてもらえるように、生き尽くし見送れる飼い主となりましょうね。

クロちゃんの魂が安らかに眠れるように、ご冥福をお祈りします。
Lovely days  CHIKA'S MIND TRIP




収容動物検索情報サイト

所有者明示措置が義務である法律も守らず、帰巣本能だとか家で帰りを待ってるなんて飼い主さんはとんでもない。そんな認識を持つ飼い主さんが殺処分を引き起こしてしまうんです。 

日々の汚れでボロボロ、怪我をした身体でも前に進む、飢えや渇きに衰弱した身体でうずくまる、見かけた人たちにより撮影されたSNSに投稿されてる数多くの迷子の犬たちの彷徨う姿を見て!それでも届け出も出さない?探さない?そのうち帰ってくると自分は家で待ちますか…。全国各地で今日も飼い主を探している動物たちがいます。

チカぷの一日一楽

BLOG story,1 - 共生を考える はじめます。犬と生きる素晴らしい暮らしのために、私たち飼い主とは何か、求められているものを思い、考え、伝えて、皆さんと考えあっていきたい。 動物愛護の最後の砦は「飼い主」であるべきです。 Spell my thoughts Lovely days CHIKA'S MIND TRIP

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