ボランティア、その前に…
西日本豪雨。日増しに被害地域の拡大に声も出なかった。どこで何が起きてるのかを知ることさえも混乱したほどでした。そして、点在する多くの避難所に身を寄せる方々から物資を求める声があがり、その物資を求める声から人手を必要とする声に変わった、そんな感じをうけています。実際にTwitterを開くと、そのような投稿を目にするようになりました。
いくつかの被災地では、義援金の募集、避難されてる皆さんの住まいの相談、災害ボランティアの受け入れが始まっています。
そんななか、義援金以外にも何かできることがあればと考えられる方々も多くおられますし、実際に被災地へと向かわれてる皆さんも多くおられ、その気持ちやチカラが被災された皆さんの励みとなられてることと思い感謝をしています。
昨日、ほかからも体調不良を訴える方々がおられること、感染症についてのこと少しきいてブログのなかにも注意を書かせてもらったのですが、ボランティアに向かわれる皆さん、病気になったり、怪我をしたりされないように、くれぐれも行かれる前に自身が備えることも忘れないようにお願いします。
状況を知る
地域により、どんな被害状況にあり、どのような作業が必要なのかのニーズも異なります。人手は必要でも専門の方々でなくては行えない場合もあります。自治体のホームページから更新されている現地の情報を調べて問い合わせしてください。
ボランティア保険に加入
災害ボランティアに参加する場合、事前に「ボランティア保険」に加入しましょう。自分が住む地元の社会福祉協議会で加入できます。
適切な装備の用意
被災地での活動に見合った装備を自ら準備して現地へ向かうことが必要です。感染症や熱中症対策も必要です。
被災者に寄り添う行動
被災地のボランティアセンターでは。活動に入る前にオリエンテーションが設けられます。そこでは「被災者に寄り添うような行動を」と強調されるそうです。その言葉の意味は、時に人手以上に大切なものであると思いました。被災された方の立場に立って、その方の思いを感じながら、まさに寄り添う活動がボランティアなのかもしれません。
自分のものは自分で持参
支援物資は被災者のためのもの。被災地に入るボランティアの人は、自分の食料などは自分で「持参」。食中毒にならないように持参するものも、先に現地におられるボランティアの皆さんに聞いたりされるのも良いと思います。
宿泊先の確保
宿泊先が必要となる場合、自身で前もって確保することが大切です。車中泊などは疲労の蓄積や熱中症などの危険があるので、くれぐれもしないように努めてください。
真備地区にボランティア入りされているグループから情報です。
広めてください。
軽装での現地入りは二次災害の元になります。真備地区内にて感染症の症状を訴える方、初期症状が見られる方が増えております。
岡山県内の病院にも診察に行かれている方たくさんおります。潜伏期間がありますので災害初期から入られている方に次々症状がで始める頃だと思います。
感染症としては、破傷風、蜂窩織炎、レプトスピラ症、喉や目の炎症などまで様々です。
現在の真備町内(特に真備西部地区)においては、異様な臭いが漂い、かつ粉塵が激しく、呼吸が苦しかったり、目ヤニが出たりしている状況です。
グループに参加している看護師としての専門的立場からの経験上、現状のままで復旧作業を継続するのは無謀との意見です。したがって、まずは完全防備な態勢を整えた専門業者が被災地内の感染症防御処理を完了させた後に、復旧支援活動に着手すべきだと考えます。
この炎天下でも、長袖長ズボン、両手にゴム手袋に軍手、長靴もできれば安全靴のような釘などから足を守れるもの、首にタオルを巻き、ゴーグルをしてマスクも二枚重ね、さらに感染症の予防注射、ボランティア保険加入などを徹底して入らなければ二次災害のリスクは拭えません。
しかしながら、真備に入るのをやめろ!というのもあまりにも現実的でありません。支援は自己責任ではありますが、最低限の準備をするのもマナーです。
感染症に罹り救命活動や救急搬送、医療機関を圧迫してしまうのも支援の本望とは違うと思います。この週末、真備入りを検討されている方は今一度、自分の身を守ることが1番の支援だということを認識していただきたいです。ボランティアとは自分を犠牲にすることでは決してありません。
こうした、被災地からの実情を知って、落ち着いて自身の身を守る備えを整えてから、ボランティアへ向かってください。お願いです。
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