差し伸べてほしい「保護」 #埼玉県 #迷子犬

戻る 　事故死のタヌキ 　　　　　ここに掲載してある写真は目をそむける写真もあります 　　　　　　　　　　　しかし注視すると私たちに何かを訴えているかもしれません タヌキ：食肉目　イヌ科　タヌキ（キツネやオオカミと同じ犬の仲間です） 頭胴長　５０～６０ｃｍ、体重３～５ｋｇ　 分布：北海道にエゾタヌキ、本州、四国、九州にホンドタヌキがいます。外国では中国東部からロシア南西部 　　　　近年は毛皮を取る為に輸出されたものが逃げ出しヨーロッパまで生息範囲を広げている様子です。 食べ物：雑食（木の実、ネズミ、昆虫、人間の出す残飯など何でも食べます） 生態１２月に交尾をし４～５月に３～５頭の子を出産する、ある文章では妊娠期間は６０日程度と書いてあるものもあります。６月１４日（金）平成１４年６月１４日下伊那郡高森町にて交通事故で死んでいた動物に出会いました。最初は毛が抜け訳のわからない動物、目をそむけて通り過ぎましたが何か惹かれるものがあり戻り写真に収めました。疥癬ダニに蝕まれ毛が抜け落ちている事はわかりましたが果たしてなんと言う動物なのか動物写真家の宮崎学さんのHPに投稿しお聞きしましたら「タヌキ」との事、ちなみにオスのタヌキでした。 別の方のお話では数年前東の山でこれに似た症状の病気（？）が流行し動物がたくさん死んだとか・・・。 こうして自然は回ってゆく、ある動物が少なくなると代わりに 　　　　　　＜現　　　　場＞　　　　　　　　　＜疥癬ダニに蝕まれたタヌキ＞　　　　　別の動物が増えその動物が増えすぎると別の何かに間引 きされ自然界のバランスが保たれていくような気がします、でもそこへ人間が介入してはならないと思います。 　人間もまた自然に生かされている、自然の中に生きている便利さと引き換えにこれ以上自然を壊さないように。 　この病気はセンコウヒゼンダニというダニが寄生することによる皮膚病で、この病気にかかると脱毛し、皮膚がかさぶたに覆われ、ガサガサに成るそうです。　さらに重症になると失明したり、運動障害の為餌をとることが出来ず死んでしまうそうです。 　そのように考えれば今回撮影できたこのタヌキは重症になっていたせいですばやい動きができず事故の遭ったかもしれません。 　また交通事故に遭わなくてもあまり長く生きられなかったかも知れませんね。 　　６月１６日（日）