里親(飼い主)になるということ… #ネグレクト #虐待 #譲渡
幸せな譲渡とは…
ある投稿が目に留まり読みました。
⇒ http://bit.ly/2I4fkGD
譲渡された犬、所有者の不在という過去を持ち、その犬の過去を理解したうえで必要としてくれた飼い主さんに愛され大切に可愛がられ、人と犬の互いが豊かな日々を楽しみ幸せになっているだろうと誰もが思うでしょう。
しかし、実際には「ネグレクト」飼育放棄の状態にあるというのです。
なんてことだろう……という思いと
もう一つは、
このような投稿への懸念
この2つでした。
先ずは、経緯を知っていただくために投稿の内容をコピペさせていただきますので、ご覧になってください。
外のケージに糞尿と一緒に入りっぱなし、散歩一切なしのコ。
先日、環境を整えに行った件です。
あのコを幸せにしてくれる里親さんを探したいと思います
手放すとはまだ言われてません。
ですがあれから2日後に行ったらご飯なし、水も空っぽ…
フードを沢山持っていき、きちんと食べさせてくださいと言いました。
そしてまた1週間くらいして行きましたがやはり水も空っぽ…
補充用にやかんに入れてある水も空っぽ…
そして大雨が降った翌日…
ケージは水浸しでそのまま。
あのコは犬小屋に慣れておらず入りません、あの大雨の中、濡れながら外に居たのか…
その日も飼い主さんが留守か居留守かわかりませんが会えなかったので手放してほしい事はまだ言ってません。
私も毎日行けません。
これから暑い夏なのに水も空っぽは危険です。
里親さん探ししたいのでどなたかあのコを幸せにしてくれる方どうぞ宜しくお願い致します。
4年前にセンターから子犬で迎えてるらしいです。
メス(未避妊)
フィラリア陽性だと思います。
体重は10キロ~12キロくらいの中型犬です。
心を許したら無邪気に甘えてきます。
飼い主さん家族は4人。
4人とも程度はわかりませんが精神疾患があります。
このような書き方をしたら誤解もあるかもですがそのような方を否定するつもりはありません。
ですが私が飼い方をアドバイスしても改善は見込めないのです。
実際にあの酷い環境から改善した時も反省の様子もなく平然とされてました。でも動物にも生きる権利はあります。そのような疾患を持たれてるから仕方ない、我慢しなきゃはあまりにもあのコの犬生が可哀想なんで。
なので、飼い主さんを責めるつもりはありませんが、幸せにしてくれる、散歩に連れていってくれる里親さんを見つけてあげたいと思います。
悔やむとするならば譲渡の際にもう少し調べてセンターも譲渡してほしかったと思います。
あのコの子犬~の4年間。
どんなに生き地獄の生活だったのか…
見てみたい方、いらっしゃれば対応します。
佐賀市内です。
どうぞ宜しくお願い致します。
譲渡可能地域は佐賀県内又は近郊に限ります。どうか宜しくお願いします。
欲しい方がいらっしゃる…といえば飼い主さんも手放しを決めてくれるかもしれないので。
Facebook 甲斐めぐみさんより
⇒ http://bit.ly/2I4txDw
これだけ見ても読んだだけでも、写真からの様子だけでも、適正飼育、適切な管理をされているとは思えません。さらに、フィラリアであれば健康を害していますし、狂犬病予防接種の有無、未避妊であれば譲渡規約違反にもあたると思われます。
投稿先に飼い主の方のことが少し書かれているように、もしもそうした状態であるのならば、差別などではなく、四年前は違ったにせよ、動物にとって必要な飼育は困難でもあることでしょうから、センター側の幸せな譲渡を願う譲渡でもなかったと思います。
これまでも救いたくても救えなかった命についてブログを書いてきましたが、なによりも今回の場合、動物愛護センターによる譲渡である以上、これらのことを動物愛護センター自体が譲渡後の状況を知る必要があります。
速やかに現状を把握し、譲渡違反であれば救済措置として返還をいただくなり、飼育改善の指導なりに早急にあたっていただきたいことです。
懸念について…
この方の投稿により、この犬の状況がわかることになったので感謝とともに1日も早い改善や救済を願うばかりなのですが、、、1つ読んでいて気になったのは「里親募集」についてと、これらをセンターが把握しているのか、すでに現状を見て指導に介入されているのかということでした。
四年前の子犬の時にセンターが譲渡された犬ということですから、もしも現在、飼育放棄な状態にあるのに見て見ぬ振りで放置されているのなら大きな問題ですよね。このような言い方は好まないのですが、あえて言うならば「ネグレクトに加担している」とも思いました。
それを確認しようとFacebookの投稿先を見させていただきました。
他の方からのコメントでも「保健所に連絡してますか?」などといった声もありましたが、そちらへの返事がないようなので詳細は不明です。
もしもセンターの把握や一任などがなく、私有地へ入ったりしているのなら、飼い主さんが訴えれば不法侵入などのトラブルにもなると思うんです。
- 手放すとはまだ言われてません。
- 見てみたい方、いらっしゃれば対応します。
- 欲しい方がいらっしゃる…といえば飼い主さんも手放しを決めてくれるかもしれないので。
さらには、犬の所有者の了承もなく里親募集される行為に関しては事情は分かりますが、少しばかり行きすぎた問題もあるのではと心配にもなりました。
▽ 健康福祉部 生活衛生課
TEL:0952-25-7077
seikatsueisei@pref.saga.lg.jp
県では、保護・引取りした犬や猫が新たな飼い主の元で幸せに暮らすことができるよう、飼養を希望される方への譲渡を行っています。
譲り受けをご希望の方は、下記の重要事項及び注意事項をご確認のうえ、各動物の紹介欄に記載してある連絡先へお電話ください。
私なりに考えた末に、この方が必要としている「里親募集」の声かけをするのではないのですが、早い改善ならびに救済措置などがされればと思いブログにさせていただくことにしました。さらに懸念で終われば良いのですが、可哀想だと思った方が連れ去ったり、飼い主さんとのトラブルなどを招かないためにも正式な手順をとられることを求め、上記の連絡先に飼育放棄、譲渡違反の疑いを報告と通報ということでの連絡をさせていただきました。
犬の健康を守る責任を果たせる努力なく、譲渡規約違反の場合、速やかな返還を求めるべきだと思います。指導にあたられているなら、指導回数や期限をもうけて指導改善がなされない場合も同様だと思っています。
実際におきた過去のことですが。
このような場合、犬を思うあまり思うような幸せな結末、願う結果を招かない場合があります。
近隣の犬が飼育放棄や虐待を受けてるとの投稿がありました。私は過去のこともあり、そうしたお話をお伝えして、証拠をそろえて警察への通報とセンターを通しての指導をと慎重に冷静に行動される方がと生意気にもアドバイスをさせていただきました、それらを理解した上で自分で考えて救済・救出をと動された方がおられました。その時点では心配は残りましたが、意見があわないとした事で気分を悪くされても良くないので関与はしませんでした。虐待、救出、救済と手順を間違えた騒ぎとなることは何かしら問題が起きやすいものです。
盲導犬アトムのことも何度も思い出すものです。その後、犬がいなくなったと飼い主さんに言われたそうです。まわりに聞いて結果だけを知りました。救いたいはずの犬の所在が分からなくなりました。どんな後悔をしようとも取り返しはつきません。
譲渡規約・条件
こうした審査は各自治体、ボランティア、保護団体に多少の違いはあるものの、ここのところが丁寧にラインが引かれているところほど安心できるものだと考えています。
なかには、条件が厳しい、少し面倒に感じる方もおられるかもしれませんが、そうした方には犬や猫が置かれた過去や不幸を知り、思いやりを深め考えかたを改めていただきたいものです。
犬を飼う為、犬を迎えるにあたり、どんな準備や心構えが必要なのか、その犬や猫がどんな状況であるのかを丁寧に教えてもらえるため、犬を初めて飼うような方だけでなく、動物の飼育には慣れている方であっても脱走などのトラブルを招かないようにするためにも人と動物の双方の幸せのために役に立つものであるのですから。
新しい犬生に繋がった犬が、もう一度同じ悲しみを経験するような不幸な運命を辿らないように。
遺棄されたり迷子となって二度と収容されることのないように。
捨てられたいのち
救われたいのち
良くも悪くも紙一重
Lovely days CHIKA'S MIND TRIP
動物の適正譲渡における飼い主教育
⇒ http://bit.ly/2G0rsqk
犬を知ることは犬たちの幸せにとって、私たちの幸せにとって互いの暮らしのために必要なことですよね。
知ることは無理をなくすことであり、それは責任ある適切な飼い方にもつながります。犬と人間(飼主)の双方ともに「楽しい!幸せ!ありがとう!」という結末を迎えられるような譲渡が目標であり、そこに関わる人たちの責任のある譲渡をすべきです。環境省のすすめる動物の適正譲渡に関するパンフレットは、譲渡に関わる人も飼う側の人にも参考になります。ぜひご覧ください。
▼ 関連ブログ
譲渡について「無事返還で一安心に誓う幸せに向けて」
⇒ https://amba.to/2wav6hQ
ゴールデンレトリバー 40頭 行方不明の捜索にご協力ください。
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