譲渡について「無事返還で一安心に誓う幸せに向けて」

思いはあっても、実際に暮らすとなると、考えていたよりもトライアルがスムーズにいかないこともあれば、里親さんのもとから帰ってくる…
そんなことも譲渡のなかでは、残念ながらあるわけですよね。

個人的には、幸せな譲渡・幸せになるのは、人間と犬の双方があってのことですので、ここは無理するところではないとも思うのです。
上では「残念ながら」という表現を使っていますが、あることだと思いますのが私的にはシックリとします。

なぜなら、トライアルを申し込み試された方々も、里親となられた方々も、ご報告のひとつとしてボランティアさんに気になることや気づいたり思うことがあれば、気軽に話が出来たりアドバイスをいただいたりする相談ができたりしながら、互いを思いやりながら判断できることは良いことだと思うんです。それでこそ大切な架け橋となるんだと思います。

そして万が一、その時のトライアルがうまくいかなかったとしても、それを一つの経験に、犬と里親さん、それぞれに合う縁を見つけることも以前よりできるだろうし、次こそ運命の里親さんとなってもらえるように。

そんななか、Facebookを開くと気になる投稿に目がとまりました。

里親さんのもとから戻ってきた一頭の犬についてでしたが……
これは上に話したこととは明らかに違うものですので、まずは、コピペした以下の投稿を読んでいただき一緒に考えてみてくだされば幸いです。

譲渡トラブル?
里親詐欺?
多頭飼育崩壊?

このようなことがあることを知ってください。このような譲渡があちこちで起きないように考えてみてほしいなぁと思いました。


毎日ありがとうございます。
今日は、去年譲渡いたしましたプリンを返還していただきました。

譲渡したときは、里親さまも写真や状況もお知らせくださり、幸せいっぱいだなぁと感じておりましたが
昨年末より里親さまのご様子が少し変わったのかなと感じてはいましたが、連絡はしておりました。

が、最近になり、お約束していた去勢もしましたと嘘をつかれ、犬たちのご飯も買えない状況だということがわかりました。

私としては、お約束が違いますとお伝えし、プリンをお迎えに伺いますと連絡いたしましたが、今日お迎えにいきましたら、居留守、部屋も真っ暗、私の友人が電話してもでられないため、何かあったら困ると心配をし、警察に相談し、立ち会っていただき、やっとご自宅から出てこられました。

私の話しは聞いてくださらず、連れていけとおっしゃられましたし、警察立ち会いのもと、プリンを返還してもらいました。

部屋は犬のうんちだらけ
どう見ても衛生面を考えてプリンをお願いできませんでした。

同行してくださったボランティア仲間も同じ意見でしたので、連れてかえりました。

爪も伸びっぱなし、痩せていますので、ご飯をまずしっかり食べてもらいます。

いろいろなご意見もあるかと思いますが、私は私の保護犬は守りたい、その気持ちから返還に決めました。

残された犬が心配ではありますが、
私には引き取る権利めないため、
警察の方に全てお話はしました。

私にも譲渡した責任もあり
反省もしております。
プリンには
本当に申し訳ない気持ちです。

犬に里親さま、家族は決められないです。

私がしっかり判断しないといけないこと、今日改めて感じ、益々、責任をもって譲渡いたします。

ご批判もあるかとはおもいますが、
プリンはこれから幸せにいたします。
⇒ http://bit.ly/2qqQSbB


愛情と責任=譲渡

コピペをさせていただきましたが、個人的には、プリンちゃんには申し訳ないけれど、ここに出てくる「譲渡」については、誰かが批判をされることではないと感じました。

むしろ譲渡後のケア、幸せを願えばこその「その後」の大切さを教わることにもなった事例だと感じて素直に感謝をしています。

こうした僅かな変化に疑問が持てたこと、心配や不安に気づけたのは、日頃の譲渡後の丁寧な活動が現れるものでしょう。そんな風に感じました。

Animal care loversさんだったからこそ、こうした日頃からの保護犬たちへの愛情を持っての対応や責任ある姿勢、譲渡の考え方の賜物だとも思います。

輸送や丸投げ譲渡が危険視されるようになったものの、まだまだ譲渡後のケアがどれだけの団体やボランティアさんが行き届いているか……。

次々と里親さんへの繋がる縁を待つ犬たちがいるなかで。

幸せな譲渡を願う愛情
責任ある姿勢の活動
素晴らしい考え方が根付いておられるからでしょう。
素晴らしい保護活動、優しい里親活動だなぁの一言でした。


犯罪をおかす人
詐欺をするかたもいるのです。
見た目では分からないものです。
詐欺なら目的にあわせた良い感触の人を繕うはずです。

騙されないように気をつけていても、判断は容易ではないかもしれません。

譲渡条件が厳しく設定されていても、守ってない里親の方々もいます。
それらを確認さえしていないボランティアの方々もいます。

これは名古屋市動物愛護センターと登録ボランティアの皆様の幸せな譲渡を考えての活動のひとつですが「里帰り会」をされています。
⇒ http://bit.ly/2Hotaa1

未だセンターへの批判や間違ったイメージが目に入ることもあり、多くの皆様にこうした責任ある取り組みもされていることを知ってほしいし、新たに飼い主さんとなる方々の良い交流と良い学びの場となることだと思い、とても感謝しています。

他地域のセンターやボランティアの皆さまにもこうした取り組みが広がると良いなぁと思う部分でもありますが、命を左右するという譲渡方法、譲渡条件などは常に考えさせられるものがあります。。。

しかし、この場合
迷子にされていなくて良かったと思いましたし、以前までのブログにも度々かかせていただいてきたように、救えたはずの命を育むことも幸せにできない、救えないこともあるもので……
痩せてしまっていたとしても命が無事であるうちに返還をしてもらえた事だけでも良かったと、心底 感じ思っています。

この方々のもとであれば、プリンちゃんも心身の健康を取り戻しながら、以前まで以上に素晴らしい譲渡をされるだろうと思います。ステキな家族を探してくださるだろうと思います。
ですよね?

幸せを願う、幸せが叶う、そのご縁に繋がりますようにと願って、微力ながらブログにさせていただきました。


プリンちゃん
この目が物語る見てきたもの。
きっと良くも悪くも様々な経験をしただろうし、共に暮らしていた他の犬たちの姿にも思うところがあるでしょう。

プリンちゃんの里親となっていた方は、不妊去勢をせずに多頭飼育されてるようなので、恐ろしい不幸が目に見えています。

他の犬たちも早くに保健所による飼育の指導を受けて改善されるか、保健所側も厳しく期日を設定し、それまでに適切な管理や適正飼育への改善がされない場合には、強い態度で動物愛護法の違反として犬たちの保護(救出)に務めてくださることを願っています。

指導などと悠長に待っていられない。
助けたい命が奪われることなく
救われるように。
次の多頭飼育崩壊にならないように。


命を生き生かすための保護
幸せを身に纏う輝きを願う活動

助けたくても
助けられない
悔しくてなんて
悲しくてなんて

感謝であって 喜びであって
最後の砦
辛いものであってはならないはず。
Lovely days   CHIKA'S MIND TRIP

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チカぷの一日一楽

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