悪い飼い主
「ピットブル」を警察官にかみ付かせた疑い 暴力団組員の男逮捕
⇒ http://bit.ly/2HdM94x
獰猛(どうもう)な闘犬として知られる「ピットブル」を家宅捜索に来た警察官にかみ付かせたとして、暴力団組員の男が逮捕された。
今年2月、福岡県久留米市で家宅捜索のため、暴力団の事務所を訪れていた警察官。
そこで思いもよらない事件が発生。
何と組員が引き連れていた犬に警察官がかまれ、全治1週間のけがをしたというのだ。
襲ったのは闘犬界最強の犬といわれ、非常に凶暴なピットブルと呼ばれる犬種だ。
逮捕された暴力団組員の小柳栄治容疑者(36)は犬をつなぎとめるリードを持っていたが、「かむぞ、かむぞ」などと言いながら警察官に近付く。
すると、犬が突然、襲い掛かったという。
小柳容疑者は「注意を怠っていない」と容疑を否認している。
◼️ 許しがたい飼い主の責任
許しがたい事故です。
飼い主次第というけれど
これは許しがたい。
許しがたい飼い主の姿です。
海外では昔は、Nanny Dogと呼ばれる『子守犬』の存在がありました。
その多くがピットビルなんです。
(⇒ http://bit.ly/2Hdx9Ud)
その性格は、忠実で愛情深く、子供の側に居させるのに最も安全な犬種と考えられていたからだそうです。
◼️ 飼う人を選ぶ犬
見た目で判断できない魅力の多い、大きな可能性を秘めた犬と言えないでしょうか。明るく無邪気で温厚、とても人なつっこく、飼い主に対しては非常に忠実で愛情深いアメリカン・ピット・ブル。
もちろん、良い面ばかりではありません。
力強く、強靭な精神力と肉体、一度興奮したら抑えることが困難であり、間違った躾けや教えを行うと、危険を招く凶暴に見える部分も持っています。
これは、飼う時点で絶対に理解しなければならないことです。
これらのことからも『2面性』を持った犬種といえますので、こんな言い方をしたら分かりやすくないでしょうか。『飼う人を選ぶ犬』です。
咬傷事故が多く、数か国で輸入・繁殖・飼育にさえ規制がもたれるように、誰もが容易く飼うことが出来ない犬です。通常必要とされている適切な環境や適性飼育だけでは、足りないのでしょう。から、これらさえ守らない現状の世の中、ピットブルに選ばれる人間、相応しい人間は、とても少ないのだと思いました。
犬達は、愛らしい性格や容姿だけではなく、その感情豊かな大きな愛情と心には、人が学ぶことや気づかされることも少なくないはずです。
さらに、人間と暮らす社会の一員として、素晴らしい能力と魅力を生かし、私たちの社会でも様々な分野で活躍している『使役犬』のことは、皆さんもご存知のように、犬たちが関わることで私たちの生活や仕事、社会が助けられています。
においを嗅ぐ能力である「嗅覚」
頭のよさである「頭脳」
生まれ持った性質とも言える「習性」
- 警察犬・麻薬探知犬
- 災害救助犬
- 盲導犬
- 聴導犬
- 介助犬
- セラピードッグ
- 牧羊犬
- 猟犬
- 害獣駆除犬
そして、ペット『愛犬』として私たちの家族して、側で私たちの心身の健康と豊かな生活にと幸をもたらす存在であり、人生に貢献してくれてる。とさえ言えるのではないでしょうか。
良い面だけでなく、他にも犬のたちの利用を禁止となっている問題もあります。
◼️ レース犬や闘犬などについて
日本においては馴染みのないドッグレースですが、そもそも『競犬』は認められていません。こうして現在は、動物愛護の観点からアメリカをはじめとする、ほとんどの国でレース犬や闘犬やの禁止や規制が行われていますが、猟犬についてには、毎年、狩期が終わると捨て犬や迷い犬が増加する背景が見えるように、日本でも『人間に利用される』不幸な犬たちの問題が増加しています。
こうしたモラルの無い一部の猟師の存在、飼い主、動物に関わる人間にこそ問題があるのではないでしょうか。
◼️ 悪い犬ではなく悪い飼い主
このような悪意ある飼い主による被害を受けたのは、警察官だけなく『飼い犬』でもあることをニュースを知り見る人たちもまた考えてほしいですね。
責任を問うべきは、犬ではなく、飼い主の飼育と管理であるべきです。
ピットブルは決して獰猛な犬ではないのです。
世界中で闘いのための犬種が作られていた時代があり、人と生きるための役割を得る犬たちではなく、闘犬などの犬同士で戦わせるのも人間の私欲で、その犠牲になるのは従順な犬たちなのです。
利用されるほど、
真面目で忠誠心のある
純粋で従順な犬、動物なのです。
問題を引き起こしているのは、飼い主、関わる人間による飼い方や環境、しつけ次第であること、犬自体に問題があるわけでない『勘違い』をしないでほしいです。
◼️ 動物愛護法
このような飼い主の故意により咬傷事故を起こし『悪い犬』とされた、犠牲になった犬を救うため、動物愛護法の側面からも悪い飼い主から保護してほしいし、その事例となってほしいと心から願っています。
繁殖犬、多頭飼育、飼育放棄、ネグレクト、遺棄などと同じように、その所有者となる飼い主の責任ではあれど、同じ人間による残酷な事故が起きてしまったのです。
犬種を良く知るドッグトレーナーのもと、犬のもつべき才能を生かし、幸せになるべき犬となれるように努めてほしいと願っています。
被害を受けた警察官の方には、お見舞い申しあげますとともに、これを機に犬を嫌いにならないでほしいし、犬に間違った偏見を抱かないでほしいことを心より願わずにいられません。
責任は、
どこにでも、誰にでも、個々にあるもの、もつべき意識でしょう。
現在、友達も牧羊犬とペットとして家族としてピットブルを飼っています。
他の犬たちと家畜たちと、自然のある環境の大きな敷地で、とてもとても愛されて楽しく暮らしています。
ピットブルの魅力に魅了された彼に引き取られて良かったと思いました。が、甘やかしすぎず、両面を理解してピットブルを幸せな犬に育ててもらいたいです。
私も子どものころ、様々な犬たちのなかに、ブルテリアがいました。
家に来た経緯は家庭の事情や飼えないと不要とされたからですが、それ以上に、あの頃の私には、他の犬たちよりも大人びた雰囲気のあるブルテリアのことを良く知らず、理解が至らず、今ならできるはずの事ができず、仲良くできてなかったと思いますし、時に喧嘩したりして、後悔と反省もしています。よい思い出とともに、こうした尊い経験や学びからも今日はブログに書かせていただきました。
同じ犬であれ様々。
私たちが同じ人間であれ
様々なように。
関心を持ち、理解を示すことは
敬意と優しい愛情でしょうから。
Lovely days CHIKA'S MIND TRIP
◼️ 参考画像
⇒ http://bit.ly/2JkineR
⇒ http://bit.ly/2HcyhHw
◼️ 関連記事
犬の差別問題 ピットブル殺処分 (モントリオール) / Strong dog and nanny dog
⇒ http://bit.ly/2Hdx9Ud
偏見や印象や噂だけで誤った考え方や、モントリオールの法律のように、取り返しのつかない『間違えた判断』を防ぐためにも、愛と正しい知識とともに。そう願っています。
ピットブル犬について 知っておきたい特徴や性格
⇒ http://bit.ly/2HaWrCd
ピットブル(アメリカン・ピット・ブル・テリア)の歴史・特徴・飼育方法
⇒ http://bit.ly/2uPFH0T
欧米においては、闘犬は動物愛護に反するとして違法になっている国が多いですが、闘犬として強さを追求されたピットブルは闘争心あふれる最強の犬です。 それだけに、知識なしで飼うことは危険を伴います。
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