暴かれる… 隠しているものは
ドクタージェフ、来日した時にピースワンコにも行って施設の一部だけ見せて貰って行政にも足を運んで…ジェフはあそこはレッドカードだときっぱり行ってましたね。
今回ようやく事態動いたのは、ジェフが行った影響もあるのかも?と個人的には思ってる。
⇒ http://bit.ly/2MvNDZp
ピースウィンズジャパンを狂犬病予防法違反の疑いで広島県警が捜査。
予防接種に限らず、現実的に対応できる数を引き出すのが、正常な譲渡活動です。対応できない数を引き出していると自ら告白しているのは違和感しかありません。
⇒ http://bit.ly/2K9qork
先日、上の投稿で何が起きたのかと思って読み知りました。殺処分ゼロの旗を掲げて譲渡数と並行せず、詰め込み放題の活動。
良識があればしないような、あれだけの頭数の犬たちを抱えながらも引き出し続ける無理な活動を良しとしてるのだから、当然といえば当然なのかとも思えてしまうことでしたが、ピースワンコは多額の寄付を得て運営している保護団体。それが法律違反、狂犬病予防注射をしていなかったなんて。
どうしても異常としかいえない。
クローズアップ現代を観たときから、この強い気持ちは変わらない。
どうしてこうも大切なはずの犬のためにならないことで問題ばかり起こしてしまうのでしょう。
単に殺処分にしないだけのゼロが犬たちたにとっての幸せだと思ってるなら、とんでもない上部だけの保護活動でしょう。
保護した動物たちにとって幸せは何なのか、生きてさえいればいいのか、という点も大事に考えなければならないのではないでしょうか。
番組のなかで垣間見えたピースワンコの考えや犬たちの暮らす施設内の環境は、保健所のように一時的な保護であっても複数頭での環境は犬たちのストレスが懸念されるのに、複数頭が一部屋に入れられた適切な飼育環境とは言い難い犬舎、お世話が行き届くとは思えない様子、それは私だけでなく放送後に反響も大きかった。
番組を見終わった時に特にブログにはしませんでしたが、疑問や違和感を感じ、それは奥が深そうな気がして容易に手をつけられなかったという感じです。それぞれに感じたことを考え調べて、追求されてると思いました。
施設から犬たちが脱走したニュースで分かった飼育や管理・施設運営自体、考え深いものだったと思います。(報告もないところをみると、脱走した犬たちは未だに保護できてないのでしょう。)特に支援されてる人たちは疑問や不安を感じたことと思いました。
なにもこれは、ピースワンコだけのことではないと思ってます。蓋を開けばなんて、他からも出てくることなのかもしれませんよね。そんな気はしていします。
誤解があると困るのですが、ピースワンコを潰したいとか幼稚な気持ちからのブログではありません。あれだけの犬たちのことがあり、なんなら崩壊などさせるわけにいかないところにあるからです。
ですが、これ以上の引き出しについては、広島県も慎重になるべきでしょう。今までの活動の仕方では、資金がいくらあっても何もかもがキャパオーバーで崩壊しかねません。だから、ここでハッキリと声をあげたいと思ったのです。
いつもは言葉を使い伝える場としてる責任も考えて、個人的な感情をぶつけずに冷静につとめるようにしていますが、今日はありのままの感想も書かせていただきますので、この点だけは少しご理解をいただけたらと思います。
いつも読んでくださる皆さんにも、ぜひ感じたり一緒に考えていただけたらと思って書きます。
動物愛護団体の崩壊なんて、、、
まさに地獄です。現実のものとなるのではないかとの危惧しています。もしもピースワンコが破綻したら。
狂犬病予防注射に関する現在の対応について
このたび、当団体が保護し飼育している犬のなかに、狂犬病の予防注射ができていない犬がいるのではないか、として、先日、広島県警の捜査を受けました。
今年度につきましては、法令に適合した形で遅滞なく接種を進めておりますが、過年度において、一部の保護犬の狂犬病予防注射が一時的に追いつかない状況が生じていたため、支援者の皆様、お世話になっている地域の皆様をはじめ、多くの方々にご心配をおかけしました。心からお詫びするとともに、今回の問題の経緯を以下にご説明します。
私たちは、広島県内の自治体との協議に基づく密な連携の下で、捨て犬や野犬の殺処分を防ぐために犬たちを引き取り、新たな飼い主への譲渡を目指して飼育しています。
2016年4月以降は、県内で殺処分対象になったすべての犬を受け入れ「殺処分ゼロ」を維持しています。
保護した犬に適切な飼育環境と医療や健康面のケアを提供するため、本拠地である神石高原町などのご協力で7万平方メートル以上の用地を確保し、日本最大級のシェルターを整備してきました。飼育スタッフや獣医師を含む人員体制の強化や、譲渡センターの増設などにも取り組んできました。
しかし、県動物愛護センターなどから引き取る犬の数はいっこうに減らず、活動は苦闘の連続です。
全頭引き取り前の2015年度、県内の犬の殺処分数は792頭まで減っていましたが、私たちが16年度に保護した犬の総数は約1400頭、17年度はさらに増えて約1800頭でした。
そうしたなか、過年度において、月に100-150頭という、想定を超える引き取りへの対応に追われ、一部の犬の狂犬病予防注射が一時的に追いつかない状況が発生しました。
遅れを取り戻すため、私たちは外部の獣医師にも協力を要請するなどして接種を進め、現時点では、生後まもない子犬や重篤な病気など接種不適格の犬を除き、飼育するすべての保護犬について、法令通りに2018年度分の予防注射を済ませています。
遅れが生じた背景には、想定を超える引き取りに対応したことのほか、一時期、県動物愛護センターから引き取った犬から犬パルボウイルス等の致死率の高い感染症(人体へは感染しない犬独自の感染症です)が発生し、その治療や予防対策に忙殺されてしまったという事情もあります。
多数の保護犬の命と健康を守るうえで、シェルター内での蔓延を防ぐための対策の優先度が高いと判断したためです。一方で、私たちは、遅れの解消に最大限努力するとともに、広島県に対しても接種が追いつかない状況を隠すことなく説明し、具体的な対応を協議してきました。
可能な限り法令を順守して接種を進めようと努めながら、一時的とはいえ保護犬の一部について狂犬病予防注射が遅れていたことは、私たちの力不足です。
その点は真摯に反省し、今後そうしたことがないよう、接種作業やデータ管理のシステム化をさらに進め、適時・適切な接種の徹底に努めていきたいと考えています。
また、「殺処分ゼロ」を維持するためには、啓発などを含めた自治体の包括的な協力が不可欠であり、広島県などの関係自治体と緊密に連携しながら活動を続けていく所存です。
本件に関し、支援者の皆様、関係する皆様にご心配をおかけしましたことを、重ねてお詫び申し上げます。
今後とも当局の事実確認には全面的に協力し、適切に情報を開示する考えです。引き続きご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
⇒ http://bit.ly/2ItajHj
見苦しいな…
読んでみて思ったのは、この一言。
言葉の端々に読み取れるズルさ。
個人的な感想ですが、不誠実さが透けていると感じをうけました。
これが多くの著名な人にも支持され支援されてる有名な保護団体なんですか?
今となってツラツラと事情を連ねて、反省してます、仕方ないと思ってくださいと言わんばかりの内容に言葉は悪いけれど嫌気というか吐き気がしました。
後になっては、言い訳、でしょう?
誠実であるなら、この場に及ぶ以前に事態の説明責任を果たし、関係各所や支援される皆様に状況を相談し、必要な支援や協力を改めてお願いをされていたのではないのでしょうか。
私たちは、今後とも全国的な「殺処分ゼロ」の実現に向けて着実に歩を進めたいと思います。また、丁寧な情報発信にもこれまで以上に努めていく所存です。引き続きご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
これは以前、週刊新潮の記事が出た際の投稿に書かれていた。丁寧な情報発信は愚か、捜査の手が入らなければ事態を隠されていた「不誠実さ」であることを露呈されたようにも感じました。
ピースワンコのしてる保護活動は、なんのためなんだろう。なんのための殺処分ゼロ、何を救って何を幸せにしているのだろう。
不誠実な活動に対して本当に申し訳ないと感じているのなら、保護し預かっている犬たちを一番に思った行動と発言をされると思いませんか。
引き出さなければ、殺処分。
殺処分よりマシ?マシとか、マシじゃないって分からないです。
他の多頭崩壊と何が違うの?
他の多頭飼育と何が違うの?
個人の多頭飼育同様に、それ以上に頭数制限が必要なんじゃないか。
いただける寄付も足りるように扱う、犬たちのために、良い譲渡に繋ぐために丁寧に使用されるべきではないのでしょうか。いったい何にどれだけ使用していたのか。
知名度があるから良くも悪くも影響力を利用してるように思われるのは当然です。それでも、その知名度を信頼し応援し寄付を寄せて支援されてる皆様がいる。
それにより、数字の上であれ殺処分をゼロにするために引き出すことができたり、受け皿となるシェルターを設けたり、さらに拡大できたり。
常に皆様の支援のおかげで思う活動ができていることに感謝されてきたのなら、このような見えないところで皆様の善意を裏切るようなことをしていたこと、犬たちに対して適切に使用していなかったこと、申し訳ないと感じて後悔の念を持っているのなら、潔ぎよく謝罪し、活動の仕方に問題があることを認め、今後の活動の在り方を見直していく改善案を示され改められれば良いのに。
このようにあってはならない事をしていた事実。たまたまバレましたが、バレなければ皆さんに開示されていたと思いますか?
寄付をされたり支援されてる皆さんは、この法律違反の件だけでなく、これを機に知ったこともあり、裏切られた気持ちでショックを受けたり、驚いたりと動揺されてる皆さんも多いかと思います。
そのお気持ちをピースワンコに届けて下さいませんか。その権限があるのですから、どんどん疑問や不安を追求していってくださいませんか。
広島県に対しても接種が追いつかない状況を報告されていたそうなので、この件は広島県にも責任を問い正したいところですし、このままのやり方では崩壊しかねないと広島県にも苦言の声を届けてくださいませんか。広島県の皆様、よろしくお願いします。
命守るため覚悟の全頭引き受け、3年で殺処分ゼロ達成の裏に、3000頭を超える犬を保護する苦闘があった。(BuzzFeedNewsより)
ムカつく…
苦闘?笑わせないでほしい。
いつもブログを読んでくださる皆さんなら、この気持ちへのご理解と怒りさえ滲むような記事だと思ってくださるのではないでしょうか。
どこだって、誰だって、涙をのんでいるんですよ! どの命にも差はないのに選ぶことをしなければならないこと、譲渡が進まなければ対応ができないこと、引き出しする命を選ぶことに後ろめたさと不甲斐なさに責めたり、苦悩と苦渋の選択の連続のなかで、少しでも少しでもと殺処分を減らすように保護活動の継続をされ、収容される動物が減るようにと啓発活動に声をあげ努力されているんです。
時間も手足も限られています。
資金もスペースも限られています。
限界を知ることが活動継続に大切なことです。限界を持つことが保護した犬たちにとって必要なことが行えるのです。
この記事の意図はなんでしょう。
例えるなら管轄の違うところから来た人が言われて書いてるように感じるような拍子抜けするような内容です。記事の下にメールアドレスが記載されてるので、尋ねてみようかと思いました。
狂犬病予防接種をしてなかったことについて、ちょっとしたことですか?
法律違反です。動物愛護を名乗る活動者が動物愛護法を違反されるなんて以ての外です。
社会、広島県、里親となる方々、飼い主の方々の手本になるべく立場であるはずなのに。まったく事態を重く受け止められてるなんて感じられない。
散りばめられたシェア付きの画像、当然だけど広告用の綺麗な写真ばかり、不自然にすら感じました。これだけのことをしてきたピースワンコの今回の不祥事は仕方なかった、反省してるんだから許し応援していこうとした擁護にさえ感じる不快な内容でしかなかったです。
こんな記事を誰が書いたのか? と思ったら、とある投稿で同じことを感じた方が書かれておられました。古田と言われるネットジャーナリズムとかソーシャルメディアには長けてる方だそうです。だから???です。
これもまた名の知られた著名なら何を書いても良いのでしょうか。これではよく知らない人たちは真実とは違うところでの理解が広まるのではないか、寄付や支援者が増えるのではと懸念があり、さぞかし影響もあるだろうし、そこから記事の意図が見えるだろうかと検索してみたところ…… さらに知名度を広げる広告にもなっていると感じました。
思い求めていくこと
先にも書かせていただきましたが、何もピースワンコを潰したいとか誹謗中傷などの幼稚なことを述べてるわけでも、間違っても支援してこられた皆さんを非難しているのではないことはご理解いただきたいのです。
広島県とピースワンコの殺処分ゼロの活動の曖昧さ、杜撰さには懸念が膨らむことばかり。
支援者からの寄付だけでなく、ふるさと納税まで利用し、動物愛護の視点から離れたこのような団体に堂々とメディアへの露出、多くの引き出しを任せて活動させてる広島県の責任問題もこの際キッチリと追及すべきだと思いませんか。
メディアを利用し、得ることができた知名度を発揮して活動の資金援助を募り、その資金力もある保護団体です。それなのに、以前から保護犬の譲渡に際して問われている避妊去勢手術の実施も未だされてない。さらに狂犬病予防注射がされていなかったこと自体が異様であり異常な事、いや、大問題でしょう。
センターから犬や猫を迎える際、大小関わらず(団体、個人ボランティア、個人)その動物の健康チェック、犬の登録、狂犬病予防注射、ワクチン接種、避妊去勢手術、マイクロチップ、これらは当然のことではないのでしょうか。活動される立場であるなら尚更です。
これさえも行なっていないとするなら、適正飼育どころか不適切な飼い主以下、さらには犬たちと里親となる方々の幸せを願って適切な譲渡を心がける立場であるはずの方が避妊去勢もせずに譲渡条件も明確にされてないなんて、どこが保護団体なんでしょうか。
犬や猫を引き出しているボランティア、保護団体は、個人の飼い主ではない。その犬や猫たちの命を預かり託すという公的な「責任」を持つべきでしょう。
その「責任」とは、殺処分ゼロを目標に殺処分される不幸な動物を減らすため、ペット問題に向き合って、現状や現実を伝え、社会や飼い主となる人たちの手本となって、このように身勝手な人間による不適切な飼育の果ての不幸な動物を減らす、そのためには、不妊去勢の施すことの大切さを伝え、その理解と周知に努める立場であるべきだと考えます。
命を大切に、新たな幸せをと保護した犬たちの里親となる方々に対し、不妊去勢を飼い主任せにするとするのは無責任ではないでしょうか。過去の譲渡先からの脱走、ピースワンコでさえ未避妊未去勢の犬たちが脱走しているのに、県外へ譲渡された犬たちが万が一、脱走したら。
支援されてる皆さんは、このような活動を望まれてるのでしょうか。
疑問や疑惑や不安や怒りをピースワンコにお伝えて下さい。
どのように使われてる事を理解し寄付をされているのでしょうか。
犬たちのために使ってほしいと一言を添えて大切な寄付をなさって下さい。
不幸な立場にある犬たちを思う皆さんの心からの信頼と寄付金、ふるさと納税、これらが犬たちの育成、適正譲渡のために使われることを願っています。
応援されている方々に望みすぎかもしれないけれど、この場で言わせて下さい。これほどに巨大化された組織は、寄付をするだけじゃなく、寄付金の使われ方、活動に対しても支援した1人としての責任を持ち、どんどん関与し導いていってほしいと思うのです。
ここまでは寄付金がいくらあっても何もかもがキャパオーバーな今、複数で押し込まれた施設内の犬たちが不憫でなりません。
お金がないと私たちですらペットを健康に適切に飼うことができないし、ボランティア活動となれば、その必要な資金は何倍にもなり、救えない命もありますよね。それが数十億円を集められるピースワンコは凄いんです。しかし、こんなことが起きれば思うのは、運営の仕方・資金の利用の仕方、活動そのものに疑念を抱くものです。
犬たちの飼育環境の改善
マイクロチップ
不妊去勢手術
明確な譲渡条件
地域の活動団体との協力と連携
ここは今すぐにでも改善を望むべきではないのでしょうか。
せっかくいただける多額な寄付金です。ここにこそピースワンコの強みがあるのですから、モデルとなるほど他に真似できないほど素晴らしい犬たちの育成と譲渡に生かしてほしいと願っているのです。
地域、団体、ボランティアの皆さんそれぞれにあった範囲での活動や特徴が違うのは当然だと理解しています。例えば、以前に愛知県のセンターのことを書いた事に似てますが、各所によって活動の違いはあります、だからこその協力、地域一丸で連携し取り組んでいくことで多くをカバーし強化し合えることにもなるのではないでしょうかか。
広島県を代表するほどの知名度を得たピースワンコであるのなら、その大きな支援をもらえる強みと寄付を地域の他団体やボランティアの皆さんと分け合って、ピースワンコに足りない部分を協力しあえる努力をされたら、広島県全体にとって良いと思うんだけど。
今回の場合をみても、お金がいくらあっても犬たちが必要としてる体制が組めず、肝心の活動に不備が出てしまっては、元も子もない。
これらの管理体制が見込まれなければ、また想定外のことが起きれば同様のことが起きかねない。広島県は無理が生じているピースワンコへの犬の引き渡しは中止すべきだと個人的には考えています。
今回、広島県警が捜査に入ったのは、狂犬病の予防注射に関するものだ。PWJによると、想定を超えるスピードで保護頭数が増えたことで、昨年度、一時的に注射が追いつかない事態が発生した。
殺処分をゼロにするためには、愛護センターからほぼ全ての犬を引き取る必要がある。それだけの犬舎を揃えたとしても、2000頭を超える犬に注射をする獣医が足りなかった。
PWJでも問題を認識しており、捜査が入った2018年6月の段階では、外部の獣医の協力を得て、全頭への予防注射を完了させたという。
記事にあるように、、想定を超えるスピードで保護頭数が増えたことで、法律違反となったとされています。想定などできないことであるのは想定済みのことなはずなのですが、これは代表も管理体制が十分ではなかったことを認めている。数字の上での殺処分ゼロは、どこかに必ず皺寄せがいくだけなのです。
想定を超える受け入れ数になり、現場が大変になることはわかっていた。それでも全頭を受け入れてきたのは、そうしないと殺されるから。
一時的に注射が追いつかなかったのは事実で、反省をしている。その上で、これからも受け入れ続けるために体制は強化した。
センターからピースワンコへの引き渡しが止まれば、当然センターの収容数の限界から殺処分が再開されるかもしれません。今のままの広島県ならそうなるでしょう。
しかし重要なのは、県としては大きな受け皿となるピースワンコの引き出しがなくなれば《殺処分ゼロが達成できない》ことを危惧するのではなく、殺処分ゼロ活動の認識を新たにすべきだと思う。このままでは目標に掲げる殺処分ゼロ自体が、無責任な飼い主を増やす助長となり、地域にとって悪影響が重なるように思っているからです。
殺処分ゼロを目標にするのが悪いと言っているわけではなく、在り方に対しての不安視や疑問なんです。行政立場での努力、他の団体の地道な活動努力、市民の周知と意識の向上、こうした協力しあえる努力の連携が取れないことにはと思うんです。
命の重さ尊さを伝え、殺処分を少しでも減らすことを目標に、犬猫の不妊去勢を含めた適切な終生飼養、犬登録などの強化や所有者の明示の義務などの飼育者となる人間の意識の向上に努める教育と指導、地道な啓発の取り組みにこそ努めていかれることを心より望みます。
広島県の皆様、広島県の愛犬家の皆様、他県からこんな意見を述べてごめんなさい。私だって殺処分なんて望むことではないんです。犬や猫が犠牲になることは大反対です。
だけど、収容されてる頭数、引き取り頭数を思えば、このままで良いわけないんです。なによりも飼い主となる一人一人の問題意識を持つことから、殺処分はゼロにできるんだと考えているんです。
その殺処分ゼロ達成の背景にこそ意味があることだと思うんです。実際に広島県以外の他県での達成の背景や名古屋市でも地道な啓発活動から地域・市民への周知、飼い主さんの意識がかわり、行政による適正飼育や飼い主さんの教育や指導の取り組み、適切な譲渡への取り組みから、引き取り数が減って譲渡が増えて殺処分ゼロが達成されています。
あとこれは余談と言われても仕方ないけど、思うことがあり書かせていただこうかなと。動物愛護や保護活動に協力される芸能人、著名人の皆様のこと。
災害による被災地でも、時間を見つけて足を運んでおられる様子もテレビやSNSで見かけたし、とても多くの芸能人の方々が心を寄せてくださっていた。被災された皆さまの笑顔が印象的だった。動物に対しても、ペットと避難されてる人たちにも気持ちを向けてくださっていた。
とても快く動物たちのためにと自身の影響力を発揮してくださるけれど、動物愛護について手足を出すのは難しいと思うんです。狭く僅かな情報と時間では判断しきれないことがあり、時にこうしたケースに発展することもあるんだと思いました。啓発活動を表に出てされるなら、殺処分ゼロ!とかの旗揚げではなく、迷子にしないため、脱走しないため、飼い主の教育においての発言が望ましいのかなぁって。
時間も限られるなか、視察に行かれるにも地域の知名度や大きな団体だけでなく、センターに登録されている団体、個人のボランティアの方々までを分け隔てなく理解を深めてほしいですね。こうなるとなかなか難しいのでしょうね。テレビで見かけるのも、誰もが名前くらいは知るような団体ばかりですからね。
今回の捜査のキッカケになったかもしれないことが見えてきました。これが本当であるならば、とても感謝すべきですし、狂犬病予防接種が行われたから終わりではなく、本当の意味での運営・保護動物の飼育環境の改善に繋がるよう、まずは速やかにすべてが明らかに開かれることを願うばかりです。
「Dr.Jeff ピースワンコ本部を訪問しRed Flag」
5月27日の広島インターナショナルスクールとの共催講演会の翌日の28日、Dr.Jeffとピースワンコ本部をノーアポ訪問した。
Dr.Jeffは世界中の処分ゼロを謳う団体を訪問していて、即座にピースワンコのトリックを見破り厳しい指摘をピース幹部に出した。「施設は綺麗で素晴らしい。なぜコイツらを不妊去勢しない?公開しない残りの90%は何処にいる?一般に2時間しか公開しないのは何故だ?パルボで犬は死んでるよな?入った数と出た数が合わないのはなぜだ?何頭死んでる?」
ピースワンコ幹部が日本語で「勘弁してください」と言った。その20日後、ピースワンコに広島県警が家宅捜査に入った。
● 広島県が立ち入り調査へ
広島ホームテレビによる記事が28日配信されました。動画もありますので是非ご覧ください。記事によると今回の立ち入りの内容によって県は動物愛護管理法に基づき管理団体として適しているかを確認するということです。
県食品生活衛生課の中村満さんは「概ね適正に管理されているのかなという感じは受けたんですけれども、最終的にはきょうの材料を持ち帰って総合的に判断させていただくという形になろうかと思います」と言われてるのですが、どこを見て、どの一部分だけを見て言われてるのでしょうか。適正に管理をさせれてると感じを受けるなんて、グルなの?
こちらの記事内にコメントも出来ますが、出来ればセンターへ、広島県へと犬たちに代わって声を届けて下さい。
殺処分ゼロをめざし捨て犬などを引き取っている広島県神石高原町のNPOが、一部の犬に狂犬病の予防接種をしていなかったことをうけ県が立ち入り調査を行いました。
28日は動物愛護センターの職員らがピースウィンズジャパンの事務所に入り、職員から聞き取りを行いました。
狂犬病の予防接種は譲渡をうけてから30日以内に行い、その後も年に1度実施することが義務づけられています。しかし引き取る犬が増えたことから、過去に保護した一部の犬に予防接種が追いついていなかったということです。
県食品生活衛生課の中村満さんは「概ね適正に管理されているのかなという感じは受けたんですけれども、最終的にはきょうの材料を持ち帰って総合的に判断させていただくという形になろうかと思います」と話していました。
県は動物愛護管理法に基づき管理団体として適しているかを確認するということです。
● 他の記事とSNSでの反応
必要なことを見極める知識、疑問を持つこと、真実を見抜く目を持つことは大切なことです。感じたこと、思うこと、知っていること、懸念、さまざまな声をあげてくださる方は多くおられます。
今回のことで思いだしたのが週刊新潮の記事と杉本彩さんのブログでした。
再度この期に読んでみてください。
この記事を見たときから、この代表の考えには全く理解が示せないどころか、何がしたいのか分からなかったです。記事中に「繁殖制限の必要性を丁寧に説明した上で保護犬をお渡ししており、不妊去勢については里親様の意思を尊重しています。」とありますが、必要性があるとご存知なら、譲渡の際にされるべきでしょう。
殺処分ゼロを目標に達成をしてきている名古屋市では、譲渡動物にはマイクロチップ(所有者の明示の義務)が条例で定められています。さらに厳守事項として(譲渡条件)として避妊又は去勢手術を実施することとあります。譲渡時には、犬の登録及び狂犬病予防注射を当センターで実施することなどがあります。それらは必要性があるからです。
ピースワンコのように何かと理由をつけたりする時点で私はズレを感じるんです。様々な懸念に対策や予防されることこそ思いやりや愛情が込められていると思います。
● 他にもこんなことが・・
野生動物の存在は、自然の豊かさを象徴してほほえましくもあるが、農家にとっては農作物を食い荒らす「獣害」が頭の痛い問題になっている。昔はどこにでもいた野良犬や放し飼いの犬が減ったことも、野生動物を人里に近づけた原因の一つと考えられる。
そこで注目され始めたのが、かつての野良犬のように人里から野生動物を遠ざける「里守り(さともり)犬」。追い払いの訓練を施した犬を、獣害に悩む地域の人に飼ってもらい、サルなどが出没すれば飼い主と一緒に里守り犬が「出動」する。神石高原町は、4月からの新年度予算に420万円余を計上し、育成に本格的に乗り出すことになった。と書かれる記事。
やっと番犬がペットとなり、ペットは家族とした関係性になっているところに、保護犬たちを便利なモノ扱いするような団体が支持されて良いのでしょうか。動物愛護からかけ離れているようにしか思えないのですけど。
私はこの考えは絶対に嫌です。そう言える飼い主のひとりですが、田畑や自然の豊かな地域で、当然のように外飼いをされたり、未だに番犬とした感覚のある飼育方法をされてる地域の方々がおられるのならば、それこそ所有者の明示の義務や適正飼育などをお伝えし広めていくのが動物愛護の活動のひとつであるはずです。
このようなプロジェクトでは、そんな無知な方々をも譲渡に利用され、保護犬たちも利用され、何よりも間違えて伝わってしまうようにも思えてなりません。老犬となった猟犬、猟の時期を過ぎて遺棄される猟犬たちの問題が深刻なように、これもまた同じことが起きる可能性への懸念を感じました。
上の動画は、千葉県のものです。
ニュースでご覧になった方も多いと思いますが、北海道生まれのオオカミ型フィギュア「スーパーモンスターウルフ」 イノシシなど野生動物が農作物を荒らす被害が千葉県でも深刻化する中、JA木更津市が設置するとされたものです。利用用途としては似てると思うのですが、随分と根底にあるものに違いがあることを感じますが、いかがですか。
最初にも書かせていただいたように動物愛護団体の崩壊なんて起きてはならないこと。これを強く思うようになり、団体の皆さんのそれぞれの活動に目を向けるようになったキッカケになった忘れられない記事があります。
いつだって、どこであっても、多くの動物を抱え育成することの難しさ、殺処分に反対される方々に向けて、殺処分ゼロを掲げる団体の多くみられる大型収容施設の拡大「シェルター」建設に伴うクラファンを見かけるたびに危惧し、現実のものとなるのではないかと恐れてもいます。ご存知ない皆さんには、是非こちらも読んで知っていただきたいです。
● 保護犬を迎える
これから保護犬を迎えようと思われている方は、譲渡会や動物愛護センターに足を運んで、保護犬を知り、実際に犬と触れ、こうして犬を知ることは犬たちの幸せにとって、私たちの幸せにとって互いの暮らしのために大切なことです。
自身のライフスタイル、終生飼育の責任を考え、今後の人生のことをよく考え、ボランティアの方や動物愛護センターに相談し、トライアルから実際に自身の暮らしにあう犬を飼うようにすることは、無理をなくすことであり、それは責任ある適切な飼い方にも繋がります。
そしてもう一つ。犬や猫と人間(飼主)の双方ともに「楽しい!幸せ!ありがとう!」という結末を迎えられるような譲渡が目標であり、そこに関わる人たちの愛情と責任のある丁寧な譲渡をすべきであり、受けるべきです。
可哀想では得られないもの。
愛することができる喜びです。
愛される存在と愛するための譲渡。
悲惨さより、憎しみより、愛することの素晴らしさ、愛する存在のあることの幸せのが一番の動物愛護だと思っています。
たびたび問題になる譲渡トラブルを招かないためにも、飼い主となる私たちが適切な譲渡を知ることが大切なことだと学ぶことが増えています。
上のリンク先の環境省のすすめる動物の適正譲渡に関するパンフレットは、譲渡に関わる人、飼う側の人にも参考になります。ぜひご覧ください。
Lovely days CHIKA'S MIND TRIP
過去のブログで書かせていただいた記事も以下に貼らせていただきます。気になって読んでいただけたら、動物を取り巻く環境、現状を知って、一緒に考えていただけたら幸いです。
皆さまと皆さまの家族であるペットの幸せを願い祈っています。
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